障害馬術のルールと観戦の仕方を解説!オリンピックに向けて〜【動画付き】

障害馬術オリンピックルール トレンド
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2020年には東京オリンピックが控えており様々な競技が注目され始めていますが、皆さんは障害馬術競技というものをご存知でしょうか?

今回はこの障害馬術競技のルールや見どころなどについて詳しく解説していきます!
↓馬術競技全体の基礎知識については以下の記事をご覧ください!

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障害馬術競技とは

日本馬術連盟のルール解説には以下のように記載されています。

 障害馬術競技は、競技アリーナに設置された様々な色や形の障害物を、決められた順番通りに飛越、走行するもので、障害物の落下や不従順などのミスなく、早くゴールすることが求められます。障害物の大きさは、オリンピックなどのトップレベルの大会では、高さは160cm、幅(奥行き)は200cmを超えるものもあり、選手の技術と馬の能力、さらにそのコンビネーションが揃ってこそ、迫力と華麗さを兼ね備えた走行や飛越をみせることができるのです。

日本馬術連盟 ルール解説と見方 https://www.equitation-japan.com/rules_03.html

障害馬術競技はスタジアムのなかで、10~12個ほどの障害からなるコースを番号順に飛越し、その中でいかに減点がなく、早くゴールをすることができるかを競います。

実際に動画で観てみよう

文章だけだとわかりづらいと思いますので、実際の競技の動画を用意しました。
今回用意した動画は、オリンピックで金メダルをとったことのあるドイツの選手の走行です。
動画のコース難易度は、オリンピックとほぼ同じです。

Marcus Ehning – Cornado – WC final Lyon 2014

このようにスタジアムの中で障害のコースを回ります。

障害馬術のルール

障害馬術にはいくつか種類がありますが、今回はオリンピックでも使われている主流のルールをご紹介します。

選手がコースを下見できる

障害馬術オリンピックルールコース

選手は競技開始前に10分間コースの下見を行うことができます。
この下見で、選手は自分の通るルートや障害と障害の距離をはかり、どのようなペースで走行するかなど戦略を立てます。

走行順はくじ引きで決まる

走行の順番は基本的にくじ引きで決まり、そのリストの順に走行されます。
選手は自分の出番に合わせて、事前に準備馬場において馬とウォーミングアップを行い、走行に向けて練習障害を飛越します。

減点の対象となるもの

障害馬術の基本的なルールは、減点が少なく尚且つ早い選手が上位になるというものですが、
では減点はどのような時に加算されるのでしょうか。

障害物の落下(-4点)

障害のバーを落下してしまうと減点になります。
一つの障害を落としてしまうごとに-4点となります。

障害の拒止・不従順(-4点)

障害を飛べずに馬が止まってしまったり、障害に向かえなかったりするとこれも減点が-4点になります。

規定タイムの超過(4秒につき-1点)

走行時間が規定タイムを超えてしまうと超えた時点で-1点となり、その後4秒につき-1点の減点が加算されていきます。

落馬や反抗の継続は失権

障害馬術においてはいくつかの状況になった時、失権(選手がそれ以上走行を続けることができない)になります。

失権の要件は以下の通りです。
・選手の落馬
・人馬転(馬ごと転んでしまう)
・制限タイムの超過
・2回の不従順
・45秒以上の馬の連続的な反抗




ジャンプオフとは?(優勝決定戦)

先ほど馬術は減点が少なく尚且つ早い選手が上位になるといいましたが、大きな大会になると最小減点の選手が2名以上出た場合は、ジャンプオフという最初のコースよりも短いコースで優勝決定走行を行います

記事の最初に載せていた選手の走行がそれほどスピーディーではないのは、このジャンプオフに進むために丁寧に一つづつ障害をクリアするためなのです。

そしてこのジャンプオフを行った結果、減点が少なく一番タイムが早い選手が優勝となります。

実際にこのジャンプオフの映像もご覧ください。
最初に見ていただいた走行よりも素早くそして小さな回転をして、タイムを縮めています。

Marcus Ehning stuns the Spanish crowd #ThrowbackThursday | Longines FEI World Cup™ Jumping

障害の種類は?

障害馬術においては様々な形状の障害があります。
ここでは代表的なものをご紹介します。

垂直障害

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垂直障害は奥行きがない障害で、馬は高さを帯越える必要があります。

障害の色は様々な色があり、オリンピックなどではその土地らしいデザインが施されています。

オクサー障害

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オクサー障害は手前と奥にバーがかけられ、高さと幅がついた障害です。

この障害は幅もついているため、上に飛ぶだけであると落下してしまいます。

オープンウォーター(水濠障害)

この障害は障害のバーなどはなく、地面に掘られた池を飛び越える障害です。

下に水が張ってあり、この水の中に足が着いてしまうと減点の対象となります。

ダブル障害(トリプル障害)

ダブル障害(トリプル障害)は2つ(3つ)の障害を1つの障害として数えられる障害で、障害間が馬の1〜2歩のものとなっております。
1つの障害と数えられるため、1個目がA、2個目はBと表記されます。(例えば4番障害がトリプルの場合、4番ABC障害となります)

障害の高さは?

障害馬術競技にはグレードによって高さが変わります。
オリンピックなどの最高レベルの試合では高さは160cmになり、オクサー障害の幅は200cmにもなります。
日本の競技会では、160cmクラスから初心者向けの60cmクラスまで様々な高さで競技が実施されています。

観戦の方法

それではこの障害馬術競技の観戦にあたっての注意点と楽しく観戦する方法をご紹介します。

注意点

①走行中は大きな音を立てずに、静かに見守る
馬はとても敏感な動物でちょっとしたことにも反応してしまいます。走行中は大きな音を立てないようにしましょう。またできれば走行中の席の移動は控えた方が良いでしょう。

②写真撮影の際はフラッシュはたかない
これも上と同じ理由ですが、馬がフラッシュを嫌がり走行に悪影響が出てしまう可能性があるのでフラッシュはオフにしましょう。

楽しく観戦する方法

①選手が減点が0点で走行を終えた際には、拍手や歓声を!
選手が減点0だった場合、その選手と馬をしっかりと讃えてあげましょう。走行終了後であれば、拍手や歓声をあげても大丈夫です。

②選手それぞれのコースの走り方の違いをみる
選手の考え方や馬のタイプによって同じコースでも走行の方法が変わってきます。
それぞれの個性が出る走行を見てみましょう。

③ジャンプオフはとてもエキサイティング!
ジャンプオフが行われた場合、選手はタイムをいかに縮めるか作戦を練って走行します。選手それぞれが必死にタイムを競う姿は最高にエキサイティングです。

まとめ

今回の記事では、障害馬術のルールについてご紹介しました。
2020年には東京オリンピックが開催され障害馬術競技も行われますが、この競技は全国各地で一年中開催されているので、ぜひ足を運んでみてください。

高橋駿人 顔写真   高橋 駿人/ ShuntoTakahashi
                                              
1996年生まれの馬術選手。種目は総合馬術。
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